社会人8年目が卒業を目指す youki’s blog

- 慶應義塾大学 通信教育 経済学部 -

慶應義塾大学 通信教育部への出願

通信教育の入学方法や手続方法、勉強について発信してゆこうと思います。

慶應義塾大学 通信教育 には願書提出と共に課題が3つ与えられます。
ぼくは三流大学を卒業していた為、学士入学を選択しました。
課題がなかなか作れず、3月9日(金)消印で郵送することになりました。

 
1.大学で何を学ぼうとしているのか。①過去の学習経験、②将来の展望、に触れながら、志望した学部(類)に関連させて述べなさい(720字以内)

私は経済部を志望しています。そこでは、経済だけでなく、法律学政治学などについても、広く学びたいと考えています。その理由を、過去の学習および将来の展望とあわせて、ここに論じる。

私は、日本で唯一のソフトウェアライセンス専門商社に勤務し、営業として実務経験を積んできました。取り扱う商材のメーカー自身の競争が激化しており、思い切りのよさ、スピードの経営には驚かせられる事がおおく、我々はその環境に合せて変化していくことに苦戦を強いられているのが現状です。

弊社では、ソフトウェアを販売するだけではなく、付加価値を作りサービスベンダーとしてメーカーに依存しない経営の模索に取組んでいますが、個々現場での対応となっているところもあり、その場しのぎの場当たり的な戦略になっている感もあります。上記課題を考察し、貴大学で学び体系的な戦略、手法、考え方を現場にて経営の指針、指標として生かし、現在勤務している会社に適した体系的な戦略の立案、提言、実践する事で貢献していきたいと考えています。

 
 
2.自分の学びたい学問領域に関わる書籍を一冊選び、概要を簡単にまとめた上で、自身の6視点から論表しなさい(720字以内)
 

アダム・スミス、モスクワへ行く―市場経済移行をめぐる対話劇

著者    ウォルター・アダムス, ジェームス・W.ブロック 著

出版社    創風社

出版年    2000

計画経済の失敗とそこからの市場経済への移行のプロセスとその過程で発生する諸問題とその対処法とを改革の難題に直面する旧社会主義国の首相と西側自由主義国のアドバイザーの2者による対談を通して明らかにしてゆき、いちから新たな経済体制を構築してゆく道筋を示すことで、現代主流経済学の思想とその問題点を認識させてくれるもので、非常に興味深いものであった。

内容で印象的だったのは、ソ連の崩壊を、20世紀後半を通じて進行していた、あるいはまもなく始まろうとしていた、経済的転換とリストラクチャリングのうちの1つとしていることだ。80年代のイギリスにおける、マーガレット・サッチャーによる国有企業の民営化や、中国の鄧小平による改革開放政策、ベトナムドイモイなどもリストラクチャリングの1つである。またこれは現在の日本の構造改革、つまり特殊法人の民営化や規制緩和にも当てはまる。特殊法人の民営化は、80年代のイギリスに酷似している。特殊法人改革とは、日本列島改造論を主張した田中角栄の政治、つまり利益誘導型の政治からの脱却である。今では考えられないことだが、昔はクリーニング屋、美容院、タバコ屋などが半径数百メートル内では1軒しか営業してはならないという規制もあった。また銀行などでは俗に護送船団方式などと呼ばれる規制などもある。小泉純一郎は、急進的改革を進め、これに異を唱え、前進的改革を提唱している経済学者もいる。 

経済だけでなく、社会学政治学など、ビジネスを考える上で国策という視点で重要な指針を提供してくれている。

 
 
3.なぜ慶應大学の通信教育過程を選んだのか述べなさい(150字以内
 
これまで部分最適をはかってきた自らの視点を、論理的、体系的に、全体最適をはかり高めるためにも、経済学以外にもあわせて必要な科目を履修できる貴大学を志望した次第です。一方、通信教育を選んだ理由は2つです。会社員のため安定的な時間が確保できないこと、および書籍をベースとした独習こそ、自立した人間として学ぶのに最適だと考えたためです。